den6blog’s diary

僕の寄り道――電気山羊は電子の紙を食べるか

2004-11-01から1ヶ月間の記事一覧

【地縁】

【地縁】 (『電脳六義園通信所』アーカイブに加筆訂正した 2004 年 11 月 29 日の日記再掲) 地縁血縁とのつながりを嫌って東京暮らしをしている親戚や友人もいるけれど、僕はさほど「地縁血縁シガラミ田舎暮らし」が嫌いではないし、東京周縁部で一見小洒…

【曽祖母の菓子櫃―8の字―】

【曽祖母の菓子櫃―8の字―】 (『電脳六義園通信所』アーカイブに加筆訂正した 2004 年 11 月 28 日の日記再掲) 全国どこでも、いや全国などと欲張らずともせめて生まれ育った地域で、当然のように通用すると思いこんでいた言葉が通じないと知った時は、び…

【街の化石】

【街の化石】 (『電脳六義園通信所』アーカイブに加筆訂正した 2004 年 11 月 27 日の日記再掲) 週末介護帰省帰りに、清水銀座、中央銀座と抜けて国道 149 号線さつき通りに折れたら、工事現場で化石が出土していた。 昭和 8 年、路面電車が東海道線を跨ぐ…

【ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード】

【ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード】 (『電脳六義園通信所』アーカイブに加筆訂正した 2004 年 11 月 26 日の日記再掲) 道、とくに思い出の中の道は伸縮自在で、短かったり長かったり、真っ直ぐだったり曲がりくねっていたりする。 それはとて…

【チャンチャン井戸】

【チャンチャン井戸】 (『電脳六義園通信所』アーカイブに加筆訂正した 2004 年 11 月 24 日の日記再掲) 水事情、とくに水道水に関する事情は複雑で、「東京の水道水は飲めたもんじゃない!」などと言うのは無礼なことであり、「○○区○○町○丁目○○番地○○号に…

【くだらなさ礼賛】

【くだらなさ礼賛】 (『電脳六義園通信所』アーカイブに加筆訂正した 2004 年 11 月 22 日の日記再掲) 「くだらない」は大切だ。 漢文の授業で「読み下し文」というものを初めて知ったが、声に出して読んでも意味を解せなければ「下す=通じる」ことになら…

【「はい」のある倉庫街】

【「はい」のある倉庫街】 (『電脳六義園通信所』アーカイブに加筆訂正した 2004 年 11 月 21 日の日記再掲) 清水日の出町。東洋製罐の工場が移転するそうで、「いずれ工場の姿も見られなくなるかも」と聞いたので介護帰省の合間を利用して写真撮影に出掛…

【清水でゴミを考える】

【清水でゴミを考える】 (『電脳六義園通信所』アーカイブに加筆訂正した 2004 年 11 月 19 日の日記再掲) ゴミ問題は大問題だと身にしみて思う。 地球環境規模の話しではなくて母の広告折り紙ゴミ箱を見て思う。 母の介護帰省時に家事をしていて困るのは…

【ちちろ鳴く頃】

【ちちろ鳴く頃】 (『電脳六義園通信所』アーカイブに加筆訂正した 2004 年 11 月 17 日の日記再掲) 小学生の頃から難聴気味で、あまり微かな音は聞こえない。そのせいか道端の小さなものが視覚的にひどく気になり、気になったのに忘れてしまうともっと気…

【皇紀二千六百年】

【皇紀二千六百年】 (『電脳六義園通信所』アーカイブに加筆訂正した 2004 年 11 月 14 日の日記再掲) 義父が通うデイサービスセンターが併設されている小学校は春風亭小朝の母校であり、NHK『課外授業ようこそ先輩』という番組の収録があった。 小学生が…

【生産と再生】

【生産と再生】 (『電脳六義園通信所』アーカイブに加筆訂正した 2004 年 11 月 13 日の日記再掲) 昔は商品先渡しの月賦販売ではなく、毎月集金人に掛け金を渡し、規定額になると商品がやってきたりする、料金先払いの積み立て販売システムがあった。 母は…

【オモチャの綿井(ワタイ)】

【オモチャの綿井(ワタイ)】 (『電脳六義園通信所』アーカイブに加筆訂正した 2004 年 11 月 12 日の日記再掲) 人間の情熱の源泉は多かれ少なかれ怨念(ルサンチマン)であるとも言えるのだろう。 少女時代を戦中戦後に過ごし、おばさんになってから金に…

【『街道を(ちょっとだけ)ゆく』志みづ(しみず)道編】

【『街道を(ちょっとだけ)ゆく』志みづ(しみず)道編】 (『電脳六義園通信所』アーカイブに加筆訂正した 2004 年 11 月 7 日の日記再掲) 『小さな恋のメロディ』というイギリス映画がかつてあり、原題を『 Melody 』といった。 1970 年に制作され、日本…

【浄念川ポロロッカ】

【浄念川ポロロッカ】 (『電脳六義園通信所』アーカイブに加筆訂正した 2004 年 11 月 6 日の日記再掲) 心のポケットにいつも小さな不思議が入っているのは楽しく、それは小さな飴玉、幼い頃駄菓子屋で買った舐めているうちに虹のように色の変わる変わり玉…

【静鉄有情(うじょう)】

【静鉄有情(うじょう)】 (『電脳六義園通信所』アーカイブに加筆訂正した 2004 年 11 月 5 日の日記再掲) 何気なくターミナルケアという言葉を使っていたけれど、老いたり病んだりした者に接するとき、どこからがターミナルなのか定義するのは難しい。 …

【『街道を(ちょっとだけ)ゆく』次郎長通り界隈編5】

【『街道を(ちょっとだけ)ゆく』次郎長通り界隈編5】 (『電脳六義園通信所』アーカイブに加筆訂正した 2004 年 11 月 4 日の日記再掲) 文化の日に介護帰省し、家の雑用を済ませ、夕飯の買い物をするのを口実に自転車を漕ぎ、静岡鉄道入江岡跨線橋をウン…

【『街道を(ちょっとだけ)ゆく』次郎長通り界隈編4】

【『街道を(ちょっとだけ)ゆく』次郎長通り界隈編4】 (『電脳六義園通信所』アーカイブに加筆訂正した 2004 年 11 月 3 日の日記再掲) なんとなく「知子(ともこ)」という名前の響きが好きだった高校生時代があり、なんとなく好きな名前の作家がいるの…

【粉骨砕身ミナト市場】

【粉骨砕身ミナト市場】 (『電脳六義園通信所』アーカイブに加筆訂正した 2004 年 11 月 2 日の日記再掲) 自分のことを電気冷蔵庫のない子ども時代を体験した最終世代ではないかと思ったりする。わが家に電気冷蔵庫がやってきたのは小学校高学年になってか…

【『街道を(ちょっとだけ)ゆく』次郎長通り界隈編3】

【『街道を(ちょっとだけ)ゆく』次郎長通り界隈編3】 (『電脳六義園通信所』アーカイブに加筆訂正した 2004 年 11 月 1 日の日記再掲) 丹波街道からポプラ並木通りに出て次郎長通りに向かう道すがら、中田川緑道と書かれた石の標柱に遭遇し、湿地に足を…