den6blog’s diary

僕の寄り道――電気山羊は電子の紙を食べるか

2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

▼カレー南蛮百連発:027

学生時代はいつも腹ぺこだったので、「食べ放題」の看板を見つけると嬉しくて、地下鉄丸ノ内線茗荷谷駅前のビル二階にかつてあった『ピザハット』のピザ食べ放題にはよく出掛けた。 街を歩いていたら、カレーライスの食べ放題があり、カレーライスがいくらで…

▼花の季節の歌

町のいたるところに花を見るようになると「(ああ、花の季節になったな……)」と思う。 若き日の国吉良一が編曲者として参加していた及川恒平の『名前のない君の部屋』(1974)というアルバムに『花の季節の歌』という作品がある。久しぶりに聴いたら、なんと…

▼板前の技と柿の種

小学生時代、知り合いに若い板前がいて、1966年、静岡県清水市に飲み屋を開いた母がプロの料理の基本を教えて貰った恩人であり、あんなに腕の良い料理人に会ったことがないと思い出すたびに話していた。 小学生時代、その板前がいた店の従業員と常連が集ま…

▼歩きながら

ラジオを聴きながら勉強したり、テレビを見ながら食事をすることを「ながら族」と言った時代があった。 今でもテレビを見ながら食事をするけれど、ラジオを聴きながらの読み書きは苦手になってほとんどできなくなった。「ながら族」的な能力というのは日々実…

▼押し売りとゴムひも

子どもの頃、町を歩くと家々の玄関先に「押し売りお断り」と書かれた札が貼られているのを見た。 相手が望まないのに無理矢理売りつけることを押し売りと言い、相手が望まないのに無理矢理買い取る押し買いと対になった言葉で説明される、なんともおかしな商…

▼チェンバロの鍵盤の黒白

チェンバロの鍵盤の黒白はピアノのそれと逆になっている。 チェンパロの前に座ってみたら、鍵盤にのせた自分の手がずいぶん白く見えるので、どうしてチェンバロの鍵盤は黒白逆なのだろうとあらためて不思議に思う。ナチュラル・キーとシャープ・キーをそれ…

▼サイモンとガーファンクル

夕刊を開いたら全10段抜きでサイモンとガーファンクルの広告があり、16年ぶりに来日し、7月10日、11日と東京ドームでコンサートがあるのだという。 サイモンとガーファンクルのデビューアルバム『水曜の朝、午前3時』が発売されたのが1964年、『サウンド・…

▼待合室にて

義父母がまだ東京に出てきたばかりの頃、義母が急に熱を出し、ちょうどその日が休日だったため、区の休日診療当番医を捜し、大通りから奥まった場所にある小さな診療所を見つけた。その時の先生が、それ以来わが家のかかりつけ医になっている。義父がデイサ…

▼詩を書く夢

中学生時代、明治チョコレートの包装紙を集めてもらった、グループサウンズ The Tigers のソノシートが4枚ある。 5人組のうちジュリー、タロー、ピー、サリーはあるのだけれど、包装紙集めが締め切りまでに間に合わなくて、トッポの分だけない。のちにトッ…

▼もんじゃの時代と主客

何十年ぶりかで、友だち夫婦と一緒に鉄板に向かってもんじゃを焼き、焼きながら、そして翌朝になって酔いから覚めてからも、ベタベタとしたもんじゃ焼きに絡みつくようにして、いろいろなことを思い出した。 昭和三十年代、東京都北区の工場地帯では、外か…

▼国宝阿修羅展と電球

4月18日、東京国立博物館で開催されている興福寺創建1300年記念国宝阿修羅展を見るため静岡県清水の友人夫婦が上京されるので昼食をご一緒することにした。 昨年二月に、奥さんが階段で転んで膝を骨折する大けがをされ、治っても後遺症が残りそうなので、楽…

【あなたの大切なしぞーかは何ですか?】

【あなたの大切なしぞーかは何ですか?】 10回目の連載記事を書いた季刊誌『sizo:ka(しぞーか)』の通巻10号が送られてきた。 0号の節目にあたって、季刊誌として年四回発行という決まりを見直して、身の丈相応の発行方法を見つめ直してみたいという。これ…

▼芸術と枠組み

休とか織部とかのレーベルをひっぺがしてしまえば、欠けたりひび割れたりした茶碗はただのがらくたにすぎない。 美術館から引きずり出してしまえば、意味ありげなオブジェも粗大ゴミにすぎない。知っていてあえてレーベルを貼ったり美術館に持ち込んだりす…

▼特有なものが普通にあること

富山県で生まれ育った家人は、おにぎりを握ると大皿に敷き詰めたとろろ昆布の上をゴロゴロところがし、海苔のかわりにとろろ昆布に覆われたおにぎりを作る。初めて食べさせられたときは、変わった食習慣の家庭だと驚いたけれど、富山のコンビニに行ったら普…

▼一筆箋

仕事で何かを相手先に郵送するときは、必ず一筆箋にひとこと添えて送ろうと思っているのだけれど、忙しいとついつい面倒になってさぼってしまう。 メールも同様で、忙しいといきなり要件を書いてしまうので、読み直してあとから一筆箋を書くようにひとこと添…

▼Suicaと爆笑問題

東京のような場所で仕事をしながら暮らしていると、東京近郊区間内の電車もバスも地下鉄も一枚のカードで利用できるSuicaが便利で、交通費の精算も楽になった。 編集会議のため郷里静岡に帰省すると、函南以西のJR東海でもSuicaが使えるので重宝している。JR…

▼北海道のドン

夕食時に気張らないテレビ番組をつけはなしておいたら、北海道帯広で、米を10気圧ほどの高圧で熱し、大砲を撃つように開放して爆ぜさせる、関東で「爆弾」、関西で「ポン」という製法で菓子を作られている方がおり、北海道では「ドン」と呼ぶらしい。 昭和…

▼いくつかの夢

子どもの頃、いつか自分で働いたお金が自由に使えるようになったら、叶えてみたいと思う夢がいくつかあった。それらの多くが、お金と食べ物が結びついたものであることが恥ずかしくも懐かしい。 小さなガラスビンに入って、小さな紙の蓋がはめられ、ビニー…

▼今ひとたびのシクラメン

昨年末、静岡県清水で珈琲自家焙煎工房を営むご夫婦から丁寧に梱包された宅配便が届き、開梱してみたら見事なシクラメンの鉢植えが入っていた。 仕事場に置いてたのしむだけではもったいないので、義父母の住まいに持っていったらことのほか喜び、義母が毎日…

▼脳と身体の眠らせ方

雑誌の編集会議に出席していたら急に眠くなり、それが尋常な眠たさではなくて、瞼の 上下が今にもくっつきそうで目を開けていられないほどに眠い。 とても睡魔に耐えられそうにないので 「すみません、体調が優れないので今日は帰らせてください」 と言って…

▼春のサボテン

小学校を卒業したら、生まれ故郷の静岡県清水に戻って暮らせることが嬉しくて、祖父母の家に仮住まいして中学校入学を待つ日々は、人生で一番楽しい春休みのはずだった。それが一瞬にして暗転したのは、叔父から 「入学式ん近いんて床場へ行って五分刈りにし…

▼桜とベーコン

昭和三十年代、まだ小学生だった春のある日、この駅前ロータリーにあった小さな食堂で、知り合いのおじさん、実は当時母親がつきあっていた男性と一緒に、昼の食事をしたことがある。 何でも好きなものを食べていいと言われ、ハムエッグが食べたいけれどメニ…

▼島の暮らし

島の暮らし 社会人になって間もない頃、居酒屋で知り合った若者は、明るく朗らかで気持ちのよい性格で、皆から竹富ちゃんと呼ばれて親しまれていたが、出身地を尋ねたら沖縄県与那国島だった。 数年後、仕事で知り合った営業マンもまた気持ちのよい青年で、…

▼川に落とした十文を拾った話

小学生時代、四年生と五年生の夏に林間学校と臨海学校があり、東京都北区の小学生は埼玉県飯能と神奈川県鎌倉に行くことになっていたのだけれど、飯能の施設が改築中だったため2年とも鎌倉で夏の数日を過ごした。 散歩につきものなのが歴史であり、由比ヶ浜…

【大分の清見】

【大分の清見】 出版社に打ち合わせがあってでかけたら、帰り際に社長が段ボール箱からミカンを大切そうに取り出してお土産にくれた。彼は大分県の山深い郷で生まれ育ったそうで、郷里に住むお母さんがしばしば荷物を作ってくれるらしい。郷里の母親から荷物…

【家康と竹千代】

【家康と竹千代】 静岡県静岡。 雑誌『季刊清水』編集会議を終えてJR静岡駅前まで歩いたら見慣れない徳川家康像があった。「昔からありましたっけ?」と聞いたら、つい最近除幕式があったのだという。 ↑黄昏に立つ徳川家康 写真を撮影していたら「あっちに竹…

【揚げパンとコロッケの行方】

【揚げパンとコロッケの行方】 静岡県清水。 入江商店会『肉のタガヤ』脇にあった、いかにも清水の春らしい無人売店を見たら、タガヤさんで何か買いたくなり、揚げあんパンふたつとコロッケを四つ買った。 ↑清水の春を売る無人売店 『さくら幼稚園』の新園舎…

【清水銀座ナウ】

【清水銀座ナウ】 清水駅前銀座パトロール。 SORRISO CO.,Ltd. という看板の上に「HC」の文字があり、その「H」の文字の上に枯れ草を運び込んでは巣を作ろうとしている鳩のカップルがいた。「H」の向こうが筒抜けでいくら枯れ草を集めてもぽろぽろ落ちてしま…

【無人を旅する】

【無人を旅する】 静岡県清水まで始発電車に乗って帰省しようと思うと無人を旅することになる ↑午前4時20分の六義園染井門に面した駒込駅前 朝のラッシュ時終了まで座席をおろして座れない車両は人気がなくて人がいない。 ↑午前4時32分、駒込発山手線内回り…

【法岸寺の桜】

【法岸寺の桜】 静岡県清水にある生家の裏手は寺の敷地になっている。 境内にある桜が咲いているのが遠眼に見えたので、旧東海道側からまわって行ってみた。最近旧東海道にはこういう観光案内の看板があちらこちらに設置されているらしい。 町の活性化の一助…