den6blog’s diary

僕の寄り道――電気山羊は電子の紙を食べるか

2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

線香の神様

2012年6月29日 郷里清水で実家片づけを始めたばかりの頃、訪ねてくれた建築家の友人が亡き母の遺影の前で、線香を一本取り上げて真ん中で二つに折り、火をつけて立てているので驚いた。線香を折るというワイルドな作法を初めて見たからだ。 浄土真宗では線香…

【ラーメンとかき氷】

【ラーメンとかき氷】 「酒飲みが買って帰る甘いものは旨い」部下が出張帰りに買って帰る土産物を、長年食べ続けた上司がぽつりと漏らした至言である。 出張先でへべれけになるまで飲んでいる姿が容易に思い浮かぶような同僚が、後ろめたいことでもしてきた…

あれとこれと太閤検地

2012年6月27日 子どもの頃、親に「あれはどうした」と聞かれ「あれとこれを交換した」と答えながら交換したものを見せると、ひどく怒られることがあった。価値の釣り合わない馬鹿な交換をするなと怒っているのだけれど、子ども心に十分釣り合うと思ったから…

ああ関東ローム層

2012年6月26日 小学生時代から落ち着きがなく、学校の授業にもろくに身が入らなかったので、誰もが学校で学んでわかっているはずの常識が、いまでも身についていない現実に唖然とすることがある。 関東平野は、富士山や箱根の噴火によって噴出し、風によって…

私生活上の事柄

2012年6月25日 小学生時代に暮らしていた北区王子の木造賃貸アパートはひどい安普請で、風が吹くとゆさゆさ揺れた。台所もトイレもない六畳一間が長い廊下に並び、各世帯間を隔てる壁はベニヤ板一枚だけだったので、ちょっと大きな声で話せば、私生活上の事…

「十一屋のある通り」

2012年6月23日 千石交差点から南西に延びて護国寺方向に向かう不忍通り、通り沿いにある林町交番向かいあたりから不忍通りを右折して北西に延びる道があり、巣鴨方向までまばらながら商店が並んでいる。商店があるので商業的な通り名くらいあるのかも知れな…

本郷通りとカンナ

2012年6月3日 静岡県清水を流れる巴川沿いにあった祖父母の家で暮らした幼稚園時代、夏になると土手に真っ赤なカンナが咲く光景を今も覚えている。大雨になるたびに氾濫への注意が必要な暴れ川だったので、上流から流れ着いた球根が野生化して生えていたのか…

柳小路とさくら新道

2012年6月1日 昭和30年代の東京、JR王子駅前東側にある飲食店街柳小路に『花寿司』という小さな寿司屋があった。同じ頃JR駒込駅近くに『富士』という名の割烹料理店があり、とても良い腕前の板前がいて、母は料理の基本はすべてその板前に教わったと言って慕…