den6blog’s diary

僕の寄り道――電気山羊は電子の紙を食べるか

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

【階段の男泣き】

2020年9月30日 【階段の男泣き】 男と女が結婚するとき、たいがい男のほうが身体的に大きくて強いので、プロポーズの時は誰でも「僕が一生かけて君を守る」的なことを言うのだろう。そして確実に男のほうが短命なので、たいがい女を残して先に死んでしまう。…

【タイムマシンのつくり方・5】

2020年9月30日 【タイムマシンのつくり方・5】 読書会で火星への人体転送についての話がでて、みんなで「うーん」と考えながら、自分がいちばんピンとくる自家製のたとえ話をしようと思ったのだけれど老人力が働いてとっさに出てこない。仕方がないので、そ…

【文士村記念館、本日休館】

2020年9月29日 【文士村記念館、本日休館】 八十歳近いと思われる杖をついたご婦人が「田端文士村記念館はどこでしょう」と聞くので「僕もこれから行くところです、そこですよ」と案内したらなんと休館日だった。 「あれっ今日は休みです。しかも 9 月 22 日…

【ジョジョのいる坂道】

2020年9月29日 【ジョジョのいる坂道】 坂道途中の曲がり角にある家、エアコン室外機上にガラス水槽があり、大きなミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)が一匹はいっている。雄のミドリガメで名前はジョジョという。なんで知っているかというと、水槽に「ジ…

【マロニエゲートのおみやげ】

2020年9月28日 【マロニエゲートのおみやげ】 ようやく雲が晴れて快晴の秋晴れになった。六義園の向こうに冠雪した富士山も小さく見えている。 めっきり涼しくなり、昨日は銀座に出かけて行った妻がマロニエゲートのユニクロ TOKYO 店に寄り、「やっと買えた…

【タイムマシンのつくり方・4】

2020年9月27日 【タイムマシンのつくり方・4】 なにごとも円(まる)くおさめる努力がたいせつだ。角(かど)が立たないようにするともいう。それを漢字ふた文字につづめれば円満になる。円満とは神仏の功徳(くどく)に満ち足りていることで、その反対を不…

【ガリバー旅行記】

2020年9月26日 【ガリバー旅行記】 急に思い出した。16 日に帰省した際、清水か静岡で公衆トイレに入ったら、男子の小用便器がひとつしかなく、しかもちょっと小ぶりでずいぶん位置が低いので、変なトイレだなあと思いながら用を足していたら「ぎゃー」と気…

【循環器社会】

2020年9月26日 【循環器社会】 噂話が広まることも、ウイルスが拡散することも、情報が行き渡ることも、英語でサーキュレートという。 三月に緊急事態宣言が発令されていらい屋内に逼塞して過ごす機会が増え、屋内という限られた空間について考える機会が増…

【anew】

2020年9月26日 【anew】 anew という言葉は面白いなと高校時代にボブ・ディランの「It's All over Now, Baby Blue」を聴いて思った。「ほかのマッチを擦って、新しく始めろ」(Strike another match, go start anew)のところだ。スラングかと思ったらちゃん…

【歳の差と犯罪】

2020年9月25日 【歳の差と犯罪】 郷里清水で中学時代一学年先輩だった珈琲焙煎店のオヤジが「男が干支でひとまわりいじょう歳の離れた女に手を出したら犯罪!」と唐突に言うので笑ったことがある。芸能人がひどく歳の差の開いた再婚をしたというニュースでも…

【スーダラ節の倫理学】

2020年9月24日 【スーダラ節の倫理学】 「スーダラ節」の楽譜を渡された植木等が浄土真宗の僧侶だった父親の前でそれを歌い、激怒して勘当されるかと思ったら、「この『わかっちゃいるけどやめられない』はなくならない。これこそ親鸞聖人の教えだ!」と感動…

【達筆な便り】

2020年9月24日 【達筆な便り】 サービス付き高齢者住宅で暮らす妻の友人女性から、「コロの十万がなくならないうちに早く一杯やろう」と定期的に手紙が届く。コロは新型コロナウイルスのことで、犬のように呼び捨てるのが面白い。老いたとはいえ、ぞんざいな…

【タイムマシンのつくり方・3】

2020年9月24日 【タイムマシンのつくり方・3】 生物にある約 24 時間の周期的な生理現象という概日リズム(がいじつリズム)、英語で circadian rhythm (サーカディアン・リズム)を、密閉空間内で人工的にコントロールする人体実験の話を SF で読んだ。一…

【タイムマシンのつくり方・2】

2020年9月23日 【タイムマシンのつくり方・2】 NHK の大相撲中継が始まったので毎日 16:00 から 18:00 の二時間分だけ録画し、夕食時に見ている。晩酌しながら数時間前の生中継にタイムスリップするわけだ。 広瀬正が書いた SF を読んでいたら「パスト・…

【プーポン博士の謎】

2020年9月23日 【プーポン博士の謎】 大学を卒業して会社員になった年に NHK の幼児向け番組『おかあさんといっしょ』の人形劇のコーナーで『ミューミューニャーニャー』がはじまり、1983 年 3 月まで 5 年間放送されていた。好きでよく見ていたので挿入歌ま…

【きよう、きない】

2020年9月22日 【きよう、きない】 御近所さんの通称ロケット先生に昇降機内で会ったので立ち話した。「今日はだいぶ暑さも和らいだから巣鴨にでも行ってきようと思ってね」と言う。しょっちゅう種子島方面に出かけられる先生の印象に引かれて、てっきり西の…

【A 地点から B 地点へ】

2020年9月22日 【A 地点からB 地点へ】 A 地点からB 地点へ向かう少年 A と、B 地点から A 地点へ向かう少年 B の間を、イヌが行ったり来たりするとき、少年 A と少年 B が出会うまでにイヌが走る距離を計算せよという問題があって、原子爆弾やコン…

【タイムマシンのつくり方】

2020年9月21日 【タイムマシンのつくり方】 広瀬 正(ひろせ ただし)という作家がいて 1972 年 47 歳で亡くなられている。時間を主題にした作品を多く残し、「時に憑かれた作家」とも呼ばれ、葬儀では作家仲間により棺に「タイム・マシン搭乗者」と書かれた…

【20 音オルガニート録音】

2020年9月20日 【20 音オルガニート録音】 妻が趣味でポツポツ穴あけしているロール紙、20 音オルガニートの新しい編曲済みオルゴール音源が 25 曲分たまったので録音を手伝った。 コロナ禍逼塞中に始めた YouTube での動画公開では郷里清水の東洋音響が作っ…

【朝の屋根の上】

2020年9月20日 【朝の屋根の上】 大通りに面した場所は建て込んでいるので庭のある家はない。庭が恋しい人たちは箱型の家を建て、屋上に植木鉢を並べて世話をしている。 朝になるとそれぞれの箱から高齢者が出てきて、水やりをし、枝葉の手入れをし、ぼんや…

【落ち葉の帰り道】

2020年9月19日 【落ち葉の帰り道】 清水駅東口、通称「みなと口」しみずマリンロード沿いの歩道に植えられたプラタナスが秋になると美しい。海辺の駅前で感傷的になるのか、日本でいちばん美しいと思ったりする。 プラタナスの枯葉といえばザ・ランチャーズ…

【考える場所】

2020年9月19日 【考える場所】 石を積んで堀を巡らしたことで奇態な空間が確保された、城址のある街はいい。 個人的には城郭の復元も、血腥い権力争いがまとわりついた日本史的な啓蒙もどうでも良くて、ただこの奇態な空間が社会に担保されているだけで、十…

【視点と発見】

2020年9月18日 【視点と発見】 ふるさとを別の視点から再発見しよう、などと口では教育的なことを言うけれど、こころの視点は動き回っただけでは変わらない。清水の町なかにある彫刻群の撮影をするために帰省し、午後の時間潰しに駿府城址あたりを散歩したら…

【希望の海へ】

2020年9月18日 【希望の海へ】 清水の街に置かれた 14 体の彫刻を撮影したついでに日の出町清水マリンターミナル脇にあるマスト型のオブジェを見に来た。国立清水海員学校創立 50 周年を記念して1993年に設置されたもので『希望の海へ』という名前がつけられ…

【リフレインは終わらない】

2020年9月18日 【リフレインは終わらない】 郷里清水の実家整理が終わってもう十年以上も経つのに、いまだに実家片付けが夢の中で続いている。とくに帰省日が近づくと同じような夢を見てうなされるのは、物は片付けられても記憶は片付かないからだろう。 久…

【小田急線経由 9 時 55 分清水着】

2020年9月17日 【小田急線経由 9 時 55 分清水着】 昨日 2020 年 9 月 1 6 日は雑誌『季刊清水』編集会議のため清水帰省した。 [出発] 駒込[IC168円]│ 06:05発(2番線)│ JR山手線(内回り)│ 06:20着(14番線)[乗換] 新宿[IC891円]│ 06:31発│ 小田急小田原…

【あたりまえとうしろまえ】

2020年9月15日 【あたりまえとうしろまえ】 あたりまえということばの語源はなんだろうと調べたら、複数説があるらしいけれど、外来の「当然」を「当前」と当て字で書いたものを、訓読みして「あたりまえ」となったとあってなるほどと思う。 「出先でトイレ…

【「自」のこころ】

2020年9月15日 【「自」のこころ】 漱石の『こゝろ』を久しぶりに読んだら、ずいぶん違った感慨をもって読めた。「コロナ」のせいだろう。というか「コロナ」からの連想で『こゝろ』が読みたくなったのかもしれなくて、その芯にあるのはたぶん「自」の一字で…

【『起源論』を読んで】

2020年9月14日 【『起源論』を読んで】 対談者としての岸田秀が面白いので好きだと言ったら、飲み友だちの女先生が「うちの主人も岸田秀との対談が本になってる」と言うので『起源論』という対談集を取り寄せて読んだ。 故人となられた先生は歴史の起源につ…

【こころの散歩道】

2020年9月14日 【こころの散歩道】 「二人は伝通院の裏手から植物園の通りをぐるりと廻ってまた富坂の下へ出ました。散歩としては短い方ではありませんでしたが、その間に話した事は極めて少なかったのです。」Soseki Natsume. Kokoro (Japanese Edition) (K…