2024-07-01から1ヶ月間の記事一覧
【日直宿直】 日本気象協会のサイトを見たら夜中に東京二十三区を震源とする地震があったらしい。 こういう情報を出すための日直予報士がいるわけで当然寝ずの番をするので宿直ではないのだろう。 日直は中学時代に授業の準備などをさせられた。宿直は学生時…
【胡麻豆腐とバレリーナ】 硬い樹脂容器入りの卵豆腐や胡麻豆腐の取り出しで苦労する季節になった。うまく取り出せないので盛り付けたい器に打ち付けて形を壊してしまうことが多い。 妻が、「手に持って回転するとうまく取り出せるわよ」と言う。「えっ!?…
【橋のある風景】 7 月 26 日、本駒込6丁目にある今井館聖書講堂までランチタイムコンサートを聴きに行ったらアンサンブル・パルテノペのコンサートちらしをもらった。 橋がかかる川岸を描いた泰西名画のようで、信濃川河口にかかる萬代大橋に似ているし、…
【時と場所と人と】 製造国が中国と書かれているフリーズドライの味噌汁があることに驚いたので、製造所が製造所固有記号で枠外に記載されている形式の商品なら国内製造なのだろうかと気になり、調べたら原則的にはそうらしい。食品表示法の原則として製造所…
【酔わずに酔う】 週に一日、木曜日をノンアルデーと決めて実践している妻に付き合い、まったく酔わない日をつくっている。日が暮れたらリラックスして酔いに身を任すという逃避を常習化していたので、それができないのはかなりきつい。心が身体の虜囚(りょ…
【夏の子どもたち】 鉢植えの植物にとって、植木鉢をたとえ数十センチでも、動かされて日照条件が変わることは生死に関わる大問題なのだろう。 三株あったイロハモミジのうち二株が乾燥して枯れてしまったので、芽生えた場所に近いベランダ隅の日陰に戻して…
【雷雨とドキュメンタリー】 昼休みに千石図書館まで借りた本と DVD を返却しに行った。新しい DVD を 2 本借りて千石交差点に出たら激しい雷雨になった。 若い頃は雷雨が怖くて出歩けず、母親に「自意識過剰、あんたの上に雷なんて落ちっこないよ」と笑われ…
【除湿の一滴】 エアコン室内機内で発生した水がドレンパン、ドレンホースを経由してベランダに排水されている。古いドレンホースが劣化してちぎれたので、今はベランダの隅にポトポト垂直落下している。 もったいないのでジョウロのハスクチを外し、直径1…
【音楽と身体】 「音楽とは音と音の間の静寂である」(クロード・ドビュッシー) 2024/07/21 文京区立千石図書館 山田陽一『音楽する身体: 〈わたし〉 へと広がる響き』昭和堂が読んでみたいので検索したら、古書でも高くて手が出ない。文京区立図書館で検…
【シネマトグラフ】 久しぶりに開架式で収蔵 DVD の閲覧ができる千石図書館に行った。 借り出し予約した 2 本が貸し出し中の順番待ちなので、ヨサゲな映画を探した。フランス人発明家、ルイとオーギュストのリュミエール兄弟が発明したシネマトグラフ 1,422…
【きよみず公園駅はいま】 1908 年、明治 41 年に鷹匠町と波止場間を結ぶ軽便鉄道は全線開通した。所要時間 1 時間 6 分、運賃は 13 銭だった。蒸気機関車が客車一輌を引っ張って走った。 開業当初の駅は、鷹匠町→台所町→きよみず公園→古庄→中吉田→草薙→上原…
【駿州横田西宮神社と大相撲静岡場所】 旧東海道に「駿州横田西宮神社」の看板が出ている。 2024/07/17 静岡市葵区横田町 通りに面して立つ石の鳥居前、旧東海道を挟んだ向かいは「原田だるま店」になっている。この街にはだるま専門店があるんだなと感心し…
【旧東海道の小坂みかん】 自分の速度で歩くと見えなかったものが見える。 2024/07/17 静岡市葵区横田町 友人が運転する自動車で通ったことしかない旧東海道沿いの葵区横田町。道端に素朴な無人売店があり、野菜はどれでも一袋 200 円で、いたみやすいから早…
【横田町の銀杏亭に行ってみた】 月に一度、郷里静岡県清水で開かれる雑誌編集会議。懐かしい清水の店が次々に消えてしまうので、帰って行きたい懐かしい場所を旧静岡市内でも探してしまう。 2024/07/17 静岡市葵区横田町 先月の帰省時にしずてつ電車の車窓…
【地と図と】 学生時代に「地と図」と習った一対の名が、最近読んでいる文化人類学者の本では「地と柄」という表記で出てくる。同級生だった妻とは錯視的効果について「地と図が反転して見えるね」などと言えば通じるのだけれど、一般的に地はともかく図が言…
【おきあがりこぼし】 幼い頃わが家の人形ケースにも旅のみやげにもらった「おきあがりこぼし」という伝統的郷土玩具があった。ウィキペディアには福島県会津地方に古くから伝わる縁起物だとある。だるまさんのような人形の尻に、さらに重しが入っているので…
【梅雨のメコン紀行】 岩田慶治『草木虫魚の人類学』淡交社(1973)を読み終えたので、岩田も参加した東南アジア稲作民族文化総合調査団編『メコン紀行 民族の源流を訪ねて』読売新聞社(1959)を読もうと手に取ったのだけれど、松本博之・関根康正編『岩田…
【鑿を彫る】 「鑿」という字は難しい。書けないけれど読める字は多い。けれど、この文字だけをぽつんと示されて読めと言われたら読めないし書けと言われても書けない。 一塊(ひとかたまり)の大理石を前にして立つミケランジェロが手にしている道具……とい…
【筌(うけ)のこと】 岩田慶治の本に、子ども時代の自分たちがそれでよく遊んだ道具の写真が載っていて、筌(うけ)という。祖父母の家の暗い道具置き場にそれはぶら下がっていた。 清水区大内。筌を持ち出して田んぼ脇の水路に逃げ道を塞ぐように仕掛け、…
【羅宇屋の話】 岩田慶治『草木虫魚の人類学』を読んでいたら、北部ラオスのパ・タン村に滞在していたとき、村びとが何気なく言った「ラオスには実に実にたくさんの竹がある」という言葉がなぜか心に残っていると前置きして羅宇屋のことを書かれている。岩田…
【気をふき飛ばす】 「気がふさぐ」、「気がふたぐ」、辞書を引いたらどちらでもいいらしい。漢字を当てれば「塞ぐ」か「鬱ぐ」で、これもまたどちらでもいいらしい。 ふさいだ気分が解消されることを「気が晴れる」という。辞書を引いたら「憂うつな気分が…
【石と猛暑】 冷房の効いた屋内からベランダに出ると温風乾燥機が稼働中の浴室内に入ったようだ。 連日ニュースで猛暑の静岡市内が映るので、中継映像に知った顔がないか探してしまう。親が存命なら「静岡は記録的猛暑らしいけどちゃんとエアコンつけてる?…
【駒込瑞泰寺】 狂歌に、 ほとゝぎす自由自在に聞く里は酒屋へ三里豆腐屋へ二里(頭光) というのがあって、いいなあと思う。風流は俗塵と距たっている。 作者の頭光は「つむりのひかる」と読んで早くに禿げたらしい。名を岸文笑(きしぶんしょう)といい、…
【本とニッチ】 自宅や仕事場の適当な場所に読みかけの本が置かれている。自分で置いたからそこに在るのだけれど、どうしてその場所にその本があるかは自分で自分に問われない。なんとなく必然性が感じられるからだろう。 その場所でその本を手にすると、読…
【七夕とシャクトリムシ】 ベランダの鉢植えで実生から育てているイロハモミジに昨年に引き続き今年も長さ 4、5 センチのシャクトリムシが発生したので排除した。六義園内から飛んでくるシャクガが好物に卵を産み付けるのだろう。 こんな広い世界の片隅に置…
【今日の箴言袋】 2024/07/06 ◉「幸福か否かを自らに問うことによって、人は幸福ではなくなる」(J・S・ミル John Stuart M. 1806~1873 イギリスの哲学者・経済学者) ◉中世の最も裕福な家でさえ椅子があるのはまれだった(M.チクセントミハイ) ※中世は5…
【もう毎日なんて飲まない】 毎週木曜日の夜を、フランソワーズ・ノンアルデーにしている妻に付き合って休肝日と決めた。 帯津良一と五木寛之が対談で、酒は養生法なので一日たりとも休まないと豪語していたのに気をよくして実践してきたけれど、翌朝の記憶…
【ただいま考え中】 小学生だった頃、先生の質問に答えられないとき他人事のように「いま考え中です」と答える女の子がクラスにいた。私は声に出して答える役で、もうひとりいる考え役の私がまだ考え中だと、他人事みたいにさらりと言う。みんなで真似して先…
【本の修理】 2009 年といえば自分にとっては「ついこの前」なのだけれど、その年に発売になったメルロ・ポンティについて書かれた本がすでに絶版になっている。 どうしても買って読みたいので古書で取り寄せたら、15 年前の本なので接着部分に傷みがある。…
【旅のエコロジー】 中井久夫が著書の中でスティーヴンソンの『旅は驢馬(ろば)をつれて』と佐々木邦の作品群について、善きユーモアすなわち明るい笑いという観点から触れられていた。『旅は驢馬をつれて』は吉田健一の訳で読んだが素晴らしく、思い出すた…