2018年6月14日
僕の寄り道――◉藤岡屋日記と鍵屋

夕方になって女性編集が仕事の打ち合わせに寄り、「夕方」ということは、さっさと仕事を切り上げて飲もうという合図になっている。いちど根岸にある日本百名居酒屋のひとつ『鍵屋』で飲んでみたいと思っていたので電話して予約した。
バスで団子坂下まで出て三崎坂を登り、谷中墓地で編集者の亡きご主人の墓参りをした。墓参りを終えてのんびり言問通りを歩いていたら台東区の掲示板があり、台東区立中央図書館で企画展「日記が語る台東区5『藤岡屋日記』の世界─安政江戸大地震と幕末の台東区─」が始まるというポスターが貼られていた。

『藤岡屋日記』というのは、江戸時代末期、須藤(藤岡屋)由蔵という人が路上にムシロを敷いて露天古本屋をを営みながら、江戸市中の事件・噂・落書などを情報収集し、文化元(1804)年から明治元(1868)年までの65年間、全152巻150冊の日記にまとめたものをいう。展示は 6 月 22 日から、9 月 16 日まで。よい散歩になる距離なので出かけてみようと思う。

『鍵屋』に着き、座敷に上がり込んで飲んでいたらご主人がわきに座られ、小金井市にある『江戸東京たてもの園』に行ったことがあるかと聞く。かつて言問通りにあった居酒屋『鍵屋』の建物がそこに移築保存されているという。行ったことがないと言ったら 24 ページの小冊子をいただいた。妻も編集者も行ったことがないと言うので、こちらも是非出かけてみようと思う。(2018/06/13)
◉