【鬼の一撃】


長時間歩くとふくらはぎがつって痛い。ふくらはぎという言葉の語源は「ふくら」が膨らみ、「はぎ」が脛(すね)で、「膨らんだ脛」といったところだろう。
つっていない時の膨らんだ脛は「ふっくら」して温かいのだけれど、つっているときのふくらはぎは骨付きのまま長期熟成したハムのように硬く冷たくなっていて、触ってみると血流が滞っている。
むかし書名の「く」がふくらはぎになっているのがおかしくて『長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい』という本を買った。内容は忘れたけれど子持ちシシャモのようなふくらはぎの絵を思い出したので、暇なときにもんでやると柔らかくなって気持ちいい。

子持ちシシャモの膨らんだおなかのような部分を腓腹筋(ひふくきん)といい、反対側である骨に沿った筋肉を前脛骨筋(ぜんけいこつきん)という。この前脛骨筋も腓腹筋と共謀してつるとひどく痛い。
前脛骨筋はもめないのでトントン叩いてやると気持ちいい。机にむかって本を読みながらトントンできるといいなと思い、そうだ昔ジジイが愛用していた先端がボールになった肩たたき棒があればできると思いついたのでネットで注文した。
『鬼塚の一撃』という商品名がついていて、ふくらはぎ一派をこらしめる怖そうな鬼塚という名がいいなあと思い、後でよく見たら「鬼嫁」だった。『鬼嫁の一撃』これは本当にいい。半世紀前に他界した祖父にプレゼントできたら喜ばれるだろう。ここ数日ふくらはぎをもんだりトントンしたりしているけれど、なぜか階段の上り下りで悩まされた膝の痛みまで消えたのが不思議である。
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歩いていてふくらはぎがつったとき、おしりの筋肉を親指で強く押してやると「ふくらはぎにつながっている」と感じるポイントがあり、そこをなんども強くツボ指圧すると痙攣がおさまる。不思議だ。
NEW
20 音オルガニートで
『アロハオエ Aloha Oe』
『夏の日の恋 Theme from a Summer Place』
『頬にかかる涙 Una lacrima sul viso』
を公開。
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一般閲覧可能
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